一貴山の仁王門ってどんなところ?
一貴山の仁王門は、202号線バイパスを福岡方面から唐津方面に向かい、上深江交差点を左折すると右側にホームセンターナフコがあります。その東側を流れる一貴山川の上流に位置します。
仁王門へは、 ナフコの横の道を通って行き、橋が現れますので橋の手前を右折です。川伝いに道路が通ってますので、その道を山の方に登って行かれてください。
一貴山集落の入り口にあるこの仁王門は、怡土七ヶ寺の一つであった、 夷巍寺(いきじ)の門であると言い伝えられています。
この 夷巍寺(いきじ)とは、清賀上人が聖武天皇の勅を受けて建立したお寺で、12もの僧房をもつお寺は、糸島の中でも一番だったと言われています。相当大きなお寺だったのでしょうね。
今、建っている仁王門は、宝永5年(1708年)にここに建てられ、弘化3年(1846年)に再建築されたことが記録に残っているとのこと。
一貴山の仁王門の見どころは?
一対の金剛力士像!
一貴山の仁王門の見どころは、門自体ももそうですが、門内にある約3 メートルの阿形・吽形の一対の金剛力士像です 。この金剛力士像は室町時代の作品と言われています。
向かって右側が阿形(あぎょう)、左が吽形(うんぎょう)になります。
室町時代は 1336年~1573年までと言われていますので、 450年~680年前ということになりますよね。すごい時間が流れてますね!糸島市の文化財にも指定されています。
これを一貴山集落の方たちが、大切に保存されているということです。貴重な存在ですので 後世にまで残してほしいものですね!
仁王門の楠(クスノキ)!
仁王門に向かっていくと、その後ろに高さ約25メートルの クスノキが 堂々とそびえ立っています。幹周りは、およそ7メートル。樹齢は300年以上だと言われています。
この規模の巨木は、なかなかお目にかかれませんよね。すごい歴史を感じます。
しかし、この大きなクスノキは、一貴山川の護岸改修工事のときに、根の部分が損傷したとのことで、生育状況があまり良くないのだそうです。
これほどの巨木なので、根も相当張り出していたのでしょうね!元気に回復されることを祈ります。
一貴山の仁王門の場所は?
所在地 | 糸島市二丈一貴山902-1 |
電車 | JR筑肥線 筑前深江駅下車 徒歩40分 |
バス | 昭和バス 上深江バス停下車 徒歩20分 |
車 | 西九州自動車道 前原料金所より10分 |
駐車場 | 2~3台可能 |
ワンポイントアドバイス!
この情報は2020年7月13日現在のものです。ご利用の際には、お問い合わせ、ご確認の上、行かれてください。